わたしもこの業界に入ってからダイエットの情報には敏感な方ですが、付いていくのがやっとなくらいたくさんあります。
ウィキペディア先生によると日本のダイエットの歴史は、太平洋戦争後の西欧化の食事やファッションの影響のため
1950年代から始まり、
1960年代の健康サンダルや、やせ薬。
1970年代には「スタイリー」というバネのような腹筋運動ができる機械が流行ったそうで、当時の様子をYouTubeで観ると、まるでアトラクションのように楽しそうに使われていました。
ダイエット効果はさておき、おもしろそうなので、わたしも試してみたいなと思いました。(笑)
その後、こんにゃくや、りんご、バナナなどの「〇〇だけ食べるダイエット」が流行ったり、ビリー隊長が叱咤してくれるビリーズブートキャンプを筆頭にリズムに合わせてエクササイズを行うメソッドが流行りました。
コアリズムやTRFのダンスエクササイズなんて、懐かしく思うくらい時が経ちましたね。
最近では、ライザップやファスティングになるのでしょうかね。
日本人のダイエットの歴史はそこそこ古く、
70年以上前から私たちはダイエットに意識をおく生活を送っているということですが…
だからこそ、ダイエットにおいて「シンプルな理屈」を必ず理解しておく必要があるのです。
それは「過剰に食べたら太る」この一点につきます。
人類が誕生して500万年以上経ちますが、このシンプルな身体の仕組みは変わっていません。
従って、
「摂取カロリー」が「消費カロリー」を上回ったら太る。
という事なんです。
わたしは運動指導の専門家ですが、食事コントロールなしにダイエットは成功することはないと思っています。
例えば、
1日3食分の摂取カロリーを2,000キロカロリーとして、それをウォーキングで消費しようとすると、ウォーキングを1時間行ってもせいぜい150キロカロリー~350キロカロリーほどしか消費出来ませんので、約5~13時間使わないと2,000キロカロリーを消費できません。
世の中、運動にそこまで時間を使える人がどのくらいいますかね?
お仕事も遊びもありますし、社会的活動の時間を考えると普通に難しいと思います。
でも、運動は必要なんです。
ダイエットは自分に出来る事だけをやっていれば上手くいく?なんてことはありえません。
全体的にバランスよく、少しずつ改善に取り組んで行く事が効果的です。
ダイエットにおける運動効果は、筋力トレーニングの場合は筋肉量を増やして太りにくい身体を作る目的。
そしてウォーキングや水泳などの有酸素運動は蓄積した体脂肪を燃焼させるためです。
食べたものを消費しながら、筋肉量を増やす事でエネルギーを燃焼しやすいカラダを作る。
ダイエットにおけるテーマは、このシンプルな仕組みに、自分の「意識」と「カラダ」をすり合わせる事です。
ダイエット中に「今日はしっかり歩いたから、ご褒美にケーキを食べよう!」というようなことを繰り返していると、イタチごっこを通り越して、ダイエット中なのにダイエットしてない状態です。
むしろカラダはどんどん大きくなっていくでしょうね。
この仕組みが解っていれば良いだけなんです。
にも関わらず、
次から次へと出て来る新しいダイエット方法に飛びつき、
続かずに挫折して、勝手にテンションが下がり、最終的には「どうせ私なんて…」ってセルフイメージを低下させる。
そして、やけ食い。(笑)
それらの蓄積によって、ダイエットどころか、他の事に対しての挑戦まで意欲を失う。
コンプレックスの塊になって、優しい言葉をかけられると、ついその方向になびいてしまう。
意味もわからず時間とお金を消費する…
目も当てられない状況ですよね。
だからこそ、やはり基本に立ち返っていただきたいんです。
新しいモノが悪だ!なんて事は言いませんが、
決して、新しく登場したダイエット方法が正義!なんて事でもありません。
いつだって、理屈は至って単純なんですよ。
●「摂取カロリー」が「消費カロリー」を上回ったら太る。
●全体的にバランスよく、少しずつ改善に取り組んで行く事が効果的。
●食べたものを消費しながら、筋肉量を増やす事でエネルギーを燃焼しやすいカラダを作る。
このシンプルなメカニズムを意識して取り組む事です。
そうすると、今やる事が何のためなのか?という事を理解し始めます。
- 何のための腹筋なのか?
- 何のためのウォーキングなのか?
- 何のための水泳なのか?
- 何のための筋トレなのか?
- 何のために糖分の多い間食(おやつ)を取らないのか?
- 何のためにカロリーの多い油ものを控えるのか?
- 何のためにビールを控えるのか?
トレーナーさんに言われた事だからやっている?
それじゃ依存心が高くなるだけで、本当の意味でのカラダ改善なんて出来ませんよ。
だからシンプルな仕組みを知って欲しい。
そして、それを理解し、意識的に行動をして欲しい。
無意識下で行った事は、たとえ1回効果があったとしても再現性はありませんからね。
新しいモノが正しいモノだと誤解していませんか?
新しいモノに飛びつきたくなっていませんか?
人間は日々進歩し、世の中は便利になっていくのでその気持ちもわかります。
だから、新しいモノが目の前を通り過ぎようとした時に、こう考えて欲しいのです。
この新しいアイテムは、ダイエットの何を目的としたアイテムなのか?
- カロリーを消費させる?
- 摂取カロリーを抑える?
- 運動に役立つ?
- 意識が変わる?
- 脂肪を燃焼させる?
などなど、そのアイテムが持っている効果を見てください。
そうすると
「これを使えば痩せるよ!」というCM文句に
うん。そうなんだ。
それはダイエットという目的の何にアプローチをする商品なの?
という風に冷静に判断が出来るようになります。
その意識でその商品に向き合うので、感情的に購入ボタンを押す事が無くなります。
新しいモノに飛びつく。
↓
これを繰り返すと、お金も心ももっていかれます。
あなたがお仕事をしているのであれば、お仕事をする理由は、ダイエットグッズを買うためじゃないですよね?
貯めた大切なお金を理由は、むやみにダイエットグッズを買うためじゃないですよね?
今回の最後にもう1つ。
シンプルな理屈を理解し、意識的に取り組んだ方が、実は楽なんです。
それはムダな事をやらなくなるからです。
自分にとって何が効果的で、何が効果がなかったのか?が解るようになるから。
そうやって、意識的に取り組む事で、効果が解るから続ける事が出来るんです。
明日もがんばろう!って思えるんですよね😀
そうすると、ダイエットだって楽しい!気持ち良い!と思えるタイミングが訪れます。
心とカラダが健康になり始めている証拠ですね。
今日のまとめ
新しいモノが正しいモノとは限らない。
大切な事はあなたに合うか?合わないか?